Women Techmakers Tokyo 2018に行ってきた

先日Women Techmakers Tokyo 2018に参加してきた時のメモを晒します。とても良いイベントでした!

gdg-tokyo.connpass.com

参加者

職種

男女比

  • 1:9くらい(個人の主観です)

Keynote

www.slideshare.net

Service WorkersとKinukoさん

  • 初期メンバーではない
  • 出産のために半年休んで、復帰
  • ローンチ時のコア部分を設計した

大きなプロジェクトを掴むために心がけたこと

  • 偉い人、普段話さない人と話した
  • 組織全体の優先度と、自分の出来る事を、見直した
  • 良いチャンスを掴める準備が整っていた
  • Comfort Zoneにいると感じたら、次の展開を探す

チャンスを掴むためには

  • 組織の動き、業界の動きに、アンテナを張る
  • 実際に組織を動かしている人たちと、話す
  • 地味な努力が大切
  • 自分のポートフォリオを定期的に見直す

技術者がキャリアを築くために出来る事

  • ゴール(キャリアを築く、大きな事を成し遂げる)を設定
  • そのために、自分が成長させておくべき事
  • 自分が得意な事

ゴールに辿り着いた理想状態から、どうしていくかを考える。

技術力、発想力、コミュニケーション力などは、ゴールへの「手段」。 こればかり磨いていても、ゴールはやってこない…かもしれない。

本当に大事なことは

  1. Impact
  2. Difficulty
  3. Leadership
  4. Happiness

Impact

プロジェクト内における、個人の影響力

  • どれだけチームに貢献したか
  • もし自分がいなかったら、プロジェクトのどこが成功しなかったか

組織における、プロジェクト自体の影響力

  • そのプロジェクトは、ユーザ、組織、業界に、どれだけの貢献があったか
  • 利益、ユーザ数、人々の幸せ、分野の進展に、どれくらい影響したか

Difficulty

どれくらい困難な問題を解いたか、解けることを示したか

「困難なこと」

  • 技術的な困難(…に直結しやすいけれど、それのみではなくて)
  • 業界における困難度
  • 組織的な困難
  • 対外交渉の困難
  • 問題自体を定義することの困

Leadership

他人に影響を与え、組織をリードすることで、より大きいImpactを産む!

  • そのために、マネージャやリーダーである(になる)必要はなくて
  • 自分の考えを、どれだけ相手に感染させるか
  • Self-Leadership
  • チーム、複数のチーム、組織、業界…と、スコープが広がる

アンチパターン

  • 自分ができることの延長線上に、問題を作りがち
  • 組織の優先度や技術的に可能なことと、ゴールが乖離する
  • 難しい方法で解くことに専念するが、Impactに関係ない、または、悪影響を与える。
  • Howばかりに注力する → 後のメンテナンスに苦労する → (しかもユーザには直接関係ない)
  • キャリアにだけ焦点が当たっていると、Impactがはっきりしていることだけをやりたがる → 信頼を得にくくなる
  • 他人のアイディアをサポートしない → 組織、チームとしてのImpactとHappinessが損なわれる
  • 他人のプロジェクトの助け役に徹してしまう → 自分の得意なことばかりになりがちで、成長機会も少なくなる

Happiness

自分が情熱を持って、Happyにできるものをやるのが一番! それがマッチしないと感じたら、組織やチームを移るのも、一つの手。

  • 自分や、チームの人が、「どこで幸せを感じるのか知る」ことは大事!

つらい時

辛い時、全力を出せない時、やりきれない時… 心がうまくついて来ない時は

  • 「心」とは「コントロールできないもの」と割り切る
  • でも「状況」「環境」「技術」はコントロールできる
  • 自分の心が安心しやすい(らしい)やり方を覚える

  • 瞑想
  • 運動
  • 空き時間の使い方
  • ToDoの作り方

自分の成長とキャリア

自分のポートフォリオを常に見つめ直す

  • より大きいゴールを達成するため
  • どこを伸ばさなければならないか
  • Impactに直結しないとしても、伸ばしておきたい所は、時間の割き方などを調整しつつ、投資する

他人に影響を与えられる立場に立つ

  • 存在感を出す(Impactのある仕事を通じて)
  • 人から信頼されるようになる(技術力などの成長を通じて)
  • 柔軟さを保つ(判断を下すこと、根拠を元にはっきりと述べること)
  • 相手の意見に敬意を払う(先輩後輩や役職などの、立場に関係なく)

「自分」から「チーム」へ

自分に焦点が当たりがちだけど、チームへ焦点を当てる。

  • 人間性を大切にする
  • フィードバックを伝える
  • Team Happiness

フィードバックの伝え方

  • 早く(後になってから言って「もっと早く言ってよ」となるのはお互いに辛い事)
  • 率直に
  • 簡潔に

Team Happiness

チームのHappinessが、生産性に最も影響を与える!

Meetingのやり方

(人数が多いMTGの場合)

  • 始めに、全員に関係のある事を話す
  • その後、細かい議論は関係者とやる
  • プレゼンはしない(プレゼン資料を用意しない)
  • ドキュメントが必要な時は、事前に作ってシェアしておく
  • 議事録は、全員で共有文書にとる(Google Docsとか)。その場で書き終わったら終わりにする。
  • プロジェクト全体の優先度、ロードマップなどのような大きいものは、あらかじめ文書にする。MTGで皆で編集する。

トークセッション

興味深かったことのメモです。

女性エンジニアとしての強みとは?

  • 顧客が女性向け業界の場合、男性より女性の方が間に入りやすい(例:化粧品、下着など)
  • flamingoは女性ユーザが多いサービスなので、開発者自身が「かわいい」と思えるものを提供できるのが良いところ
  • 男性だけではなく、色んな人がいた方が「サービスが良くなる」と思っている(←同意!!)

CTO像

様々ある中の一例として

  • 「経営陣の中で一番技術がわかっている人」
  • 技術に最も長けている事ではなく、経営をきちんとわかっている事を重視した

ロールモデル

  • 憧れの人と、現在の自分との、中間地点をうまく見つける
  • 技術者or管理者…どちらか一つに特化するよりも、両方をバランスよくやりたい、という方が多かった印象

ワークショップ

www.slideshare.net

Android Things

  • NXP i.MX7Dを使いました
  • コードラボの手順に従って、もくもく
  • Lチカ面白すぎて時間費やしすぎた
  • TensorFlowやってみたかったー

所感

  • 女性エンジニアがいっぱいいた!!
  • 「Happinessが一番大事!」…深く深く噛みしめた!

やろう

  • 懇親会でのコミュ力を上げよう(現在Lv.1/10)
  • 自分のポートフォリオを見つめ直そう
  • Team Geek 読もう(→now reading)
  • ToDoの粒度は試行錯誤しよう (私には細かい方が良さそう)
  • 個人の、チームの、Happyを目指そう